バルコニー・ベランダの防水



ネタが尽きたわけぢゃありませんが、今回は大分前に施工させて頂いたバルコニーの防水工事をとりあげます。

 

「バルコニー側の部屋の、サッシ下フローリングが豪雨時にしめっぽくなることがあり、時間が経つにつれだんだんと黒ずんできたので、一度見てもらいたい」というお客様からの依頼でした。

 

現調の結果、バルコニーに施されているFRP防水層の劣化が原因で、部屋のほうに水が廻った可能性が非常に濃厚だったので、防水をやり直すことにいたしました。

 

現況の防水層は壊さずに、上からベニア板を張って、そこに新たにFRPで防水します。

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FRPは以前に洗濯防水パンの修理でも使いました。

FRPはガラス繊維で出来たシート状のものに、ポリエステル樹脂を染み込ませて固めたものです。

(樹脂施工後は透明になってしまうので、施工前、施工後の画像が判別しづらいですね)

 

必要強度に応じて、そのシート状のものをミルフィーユのように何層にも重ねていきます。(今回は2層します)

ただミルフィーユと大きく違う点は、間にホイップクリームなどは挟みません。

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そしてもう一点ミルフィーユと違う点は、甘いいい香りはせず嫌な有機溶剤臭がするので、防水工事などの場合はお客様と近隣の方に工事に際しての音の問題以上に、匂いの問題を必ずお伝えする必要があります。

 

僕は以前に趣味で、自宅でそこそこの大きさのFRP造形物を造っていたら、近所の人に「ガス臭がする」と通報されたことがあります。

僕のご近所の方へ、その際はご迷惑お掛けしました、この場を借りて改めて謝らせていただきます。

一歩間違うと大騒ぎになるので、くれぐれも気を付けましょう。

 

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このあたりでもう一度ミルフィーユのメタファーを使えると楽しいのですが、思いつかないので話を先に進めます。

 

FRPは前職の関係から僕の得意分野ですが、今回は防水工事なので現場管理と小間使いに徹します。

大工さんに下地を造ってもらったあと、翌日防水工事屋さんにFRP防水をしてもらいました。

ガラスマットを樹脂で張り込み、樹脂硬化後、上から表面保護と滑り止めをかねて砂を混ぜた樹脂(トップコートといっている)を塗ってあげます。

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表面保護はともかく、滑り止め処理をしないと、硬化後のFRP表面はものすごく滑ります。

恐らく、昔のマンガに出てくるバナナより滑ります。

 

そしてサッシ廻りのシールも打ち直して、完了です。

バルコニーの防水も10年以上にもなると、だんだん劣化してきます。

気がかりな点などある方は、ご連絡ください。

イーゼルホーム すまいる館 加藤でした。