小林社長に聞く リフォームへの想い!


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和光ビルテクノ代表取締役・小林英生が、会社の成り立ちや、リフォームに対する想い等について語ります。

 

 

商売人に囲まれて育った少青年期


― 小林社長の子ども時代について教えてください ―

1953年当時、私の家は米軍横田基地のある東京福生市の高台にある小さな寿司屋でした。私が小学生の頃です。

周りは水道も井戸もない新興の地で、商売の為とはいえ、父親は夜も明けぬ中に東京築地市場への買い出しへ出かけ、帰ってきてからは水汲み、仕込み、店の営業は朝迄と、いつ休むのか不思議な程働いておりました。

old1茨城県の片田舎に生まれ、耕す田畑も持たぬ父が苦労の末、5人の家族を養う為に不退転の気持ちで商売を始めたのが我が家の大きな転機となりました。

小さなままの寿司屋でしたが、除々に米軍関係で働いている人が常連客となり、店は忙しくもにぎやかになってきました。寿司の出前は私が行かされる事も多く、その関係からか、店のお客さんには随分可愛がってもらい、“海だ、 山だ、 魚釣りだ、 美術館だ、” といろいろな所に連れて行ってもらった楽しい思い出があります。

近隣の人は大なり小なり米軍基地に関わって生活をする新興地でもあり、周囲りの家もほとんどの家は何かしらの商売をしており、独立心の強い環境で育ちました。

 

― なるほど、少年時代のそのような環境が、小林社長を自然に商売人という路へ導いてくれたという事ですね。どのような経緯で今の事業を立ち上げる事になったのですか?―

そうですね、大学生の頃は、米軍横田基地の関係者に仕事の世話をしてもらい、“ペンキ塗りだ、芝生の刈り込みだ、防寒ビニール貼りだ、”と色々な雑仕事をもらっていました。そしてその中で、今の仕事に結び付くような、玄関ポーチの風除室作り、物置などの増築などの建築関係の仕事も請け負っていました。若かったので、それも遊びの延長のように思っていましたが、元来物を造るのが好きな性分ですから、体を動かし、汗をかくのは苦とも思わず、逆に楽しんで働いていたという思い出となっております。

大学卒業後は、育った環境もありまして、はなからサラリーマンになる気は全くなく、家業の寿司屋を継ぐ気もない、かと言って将来を託す商売も見つからず、たまたま紹介で入ったのが貴金属・宝飾品の問屋でした。そこでは、都内のデパート回りと金・銀品の職人回りが主な仕事です。そこで「装飾」というキーワードが強く頭の中に残りました。

1968年には敷込み用の電植カーペットの町工場に転職し、営業職として地域の室内装飾店への売り込みをしていましたが、ただ当時の電植カーペットは、初期製品の為か需要は少なく余り普及はしませんでした。そんな折り、八王子の室内装飾全般を扱う訪販会社に誘われ、二年ほど飛び込み営業の経験をした後、現場管理をまかされていましたが、一刻も早く独立したい一心で、1970年27歳の時に開業準備もそこそこに、実家の一部を事務所にして、「和光インテリア」(和光ビルテクノの親会社)として内装業の会社を創業いたししました。

当初、只一人からの独立でしたが、独り身の身軽さからか固定費も掛からず、たまに仕事があればどうにか食べていけることができました。仕入もお情けでの信用借りでした。

1972年結婚を期に八王子へと事務所を移転しましたが、ここからが本当の意味での独立と思っております。

 

― 独立後は「和光インテリア」および「和光ビルテクノ」の事業を、どのように展開されたのですか? ―

 

old2 当時、内装業者は店舗をかまえてのカーテン、カーペットを中心とした店売りの業態と、工務店、建設会社の下請けとしての業態に分かれていましたが、地域では、婚礼家具を主軸とした大型家具店が伸び、家具と共にインテリア商品も扱うようになると、工事も伴ない、現調・見積もりが必要なところから、インテリアをトータルな体制で請け負える当社がそれを代行する形で、地域の家具店の下請業者として営業を続けてまいりましたが、1996年(平成8年)より、リフォーム専門店「ミスタービルド」を開設し、本格的にリフォーム部門に進出しました。この流れにのって、その延長線での建築請負業、不動産部門としての『(株)和光ビルテクノ』を1998年に設立し、クレバリーホームのフランチャイズに加盟しました。

そして多摩地域、相模原を拠点に展開すると同時に鉄筋コンクリートの家、RC-Zの販売も手掛け、年間50棟ほどを完工する迄育ちました。

2006年11月には、日本中を震撼させた一級建築士による構造計算書偽装事件を契機に、建築基準法等の改正、瑕疵担保保証の整備も進み、建て主が安心して家を建てるようになってきました。

当社としては、夢を描けるイーゼルホーム「住まいる館」として、建築に、リフォームに注力し、それまで培った技術力、提案力を生かし、「建物の使用価値を高める」のが当社の命題です。

この業界の特殊性もあり、全てを本社に統合して、住まいの事なら全てまかせられる体制が出来上がり、「イーゼルホーム住まいる館」として地域に密着した業務を遂行しております。

 

“新築”だけが本当に家庭に幸せをもたらすのか?


―新築に対する価値観に疑問が生じてリフォームにも注力されることになったという事ですが、“新築”に対して具体的にどのような疑問が生じたのでしょうか?―

「新築だけが本当の意味で家庭に幸せをもたらすのか?」という事です。

永い命題ですが、当社の考え方は交換価値ではなく使用価値を重視しております。

tennai1景気変動が続く中で、政府によって“新築減税”という法案で、新築するのが手っ取り早い景気浮揚策として押し進められてきましたが、一部には長期にわたる住宅ローンを組むことになり、一生涯の支払いを余儀なくされてしまう人も出てきました。

しかし、ゆとりある家庭生活を犠牲にしてまで家を建てたほうが本当に良いか?という疑問も生じます。

このように言うと皆さん驚かれるかもしれませんが、家は資産ではありません。むしろ負債と考えます。ローンを払い続け、税金を払い、15年経てば銀行から見れば資産価値はゼロになり、交換価値はなくなってしまいます。

しかし、以前の高度経済成長期とは違って、少子高齢化に入った現在では、収入は豊かな暮らしの為に費やすべきで、使用価値から見れば、建物そのものは随時のリフォームで充分に機能を発揮し、安全で快適に健康な生活が保つことができるのです。

本来“安住の地”であるべき家庭の基盤の「家」を維持するには,新築せずとも、リフォームによるメンテナンスによって、生涯十分満足のいく暮らしができるはずです。

 

和光ビルテクノの社会的責任・使命


― 「和光ビルテクノ」が目指す会社とはどのような会社ですか? ―

showroom01 ある意味で会社は公共の機関、つまり公器であり、これからも会社は継続させなければなりません。しかし、世の中は、潮の満ち引きと同じで、良い時もあれば、芳しくない時もある。

どのような大波が来ようとも、私共「和光インテリア」が存在する以上、社会的責任を持って業務を遂行して参ります。

お得意先にあっては常に当てにされ、仕入先にあっては、新しいテクノロジー又システム導入の為の良きパートナーであり、社内にあっては、社員の生活を守り切る会社です。

当社は人の生活に関わる構成部分、つまりハードな面と細部の配慮ができるソフトな面を備えた会社です。専門職である以上、常にお客様からのご要望に応え、新しいニーズに対応できる柔軟な姿勢を保つためにも絶えず勉強、情報収集して、最高の満足を手頃な値段で提案できる体制を取り続けます。

取引先には御苦労をねぎらい、お客様の喜んでくれた話を伝えたいです。社内にあっては、全てが経営的に100%独立できる、無借金経営が行きつくところです。

その為にも、仕事の効率化を求め、無理、無駄を省く努力は惜しまない体制を作ってまいります。

 

 

― 社会における「和光ビルテクノ」の役割は何だと思いますか? ―

tennai2これから益々高齢化が進んでいきますが、それにつれ浴室内での溺死、階段での転倒など、家の中での事故が増えて、死亡原因の約半数を超えるようになっています。

住まいの安全、快適、健康は誰もが望むものですが、住まいは家族の拠り所、そこで“育ち、学び、活力”の基となる所です。

そこで癒され活力を養い、社会で活きるための安住の場所を、より安全に快適にさせていただく事が当社の役割と思っております。

 

 

 

40年の実績・イーゼルホームのリフォーム


― 和光ビルテクノは、どのような点が他のリフォーム会社と異なっているとお考えですか? ―

president弊社は実際に40年余り、内装仕上げ工事から出発し、商業店舗、家具造作、施設の保守管理、不動産、また木造住宅、鉄筋コンクリートの家などを作ってきた長い経験があります。

スタッフも、彼らが実際に自分たちの住まいで家庭をもち子どもを育てて生活している訳ですので「住まい」に対して深い思い入れがあります。

ですから、リフォームの相談を頂くと、自分の体験と培った技術を基に的確に答えることが出来ます。

通常、リフォーム会社の業務の流れは、営業主体で、実際の施工は下請けが現場調達、提案、見積もり、工事迄を分担し、実際の販社はリスクを負いません。

つまり基本的に下請けがリスクを負って成り立っているのがこの業界の実態でありまして、合理化も技術の進歩も他の業界と比較すると劣っていると言われています。

このリフォームの仕事は、量販体制では心に響く仕事は出来にくいと思います。

弊社の体制は、社員からが設計職であり、大工職であり、土建職であり、水道職であり、電気工事職であり、内装仕上職の集まり、つまりスタッフ全体がプロの職人になる訳です。

この体制ですと、現場での経験がすぐ次の現場に反映できます。新しい試みも、お客様の要望も、直接に伝わります。ですからリスクなしでの弊社の仕事は、社員を更に大きく育ててくれます。

 

― 小林社長にとって、理想的な良いリフォームとは何でしょうか? 

gaikan2今、地域温暖化による自然災害が多発しております。その原因は化石燃料の使い過ぎからくるCO2の増加が原因とされています。

しかし、全世界的に生活水準を下げれば良いというものではないのです。地球は太古の昔より寒冷の時期、温暖の時期があり、その都度人類は創意・工夫をして住まいの快適さを求めていたと思います。

自然環境の保持も重要であり、四季おりおりのこの国のすばらしさ、この環境を安らかに享受できるのも、家というバリアーがあればこそです。

今のテクノロジーでは、熱い季節はそれなりに、寒い時にはそれなりの対処ができる技術があり、便利さを求めればそれなりのテクノロジーもあります。

それにも増して、人には感性があり美意識もあります。テクノロジーとインテリアの調和があってこそ、良いリフォームと言えるでしょう。