家の資産価値をアップさせる性能向上リフォームの勧め 【投稿日:2013-08-28】

日本の住宅の平均寿命はたった30年弱


『日本人にとって生涯で一番高い買い物は住宅である。』とよく言われます。 ですから、『せっかく購入したのならば、できるだけ長く暮らせる家でありたい。』と誰しも思うでしょう。 しかし、平成8年に国土交通省が試算したデータによれば、日本の住宅はなんと平均築26年で建て替えられているのです。 つまり、ローンが終わらないうちに建て替えるという事もありえるということです。

それに対して、例えばアメリカでは築44年、イギリスではなんと築75年だそうです。 なぜ、このような違いがでるのでしょうか? それは、現代の多くの日本人が新築住宅重視という事もあり、リフォームに対する投資意識が低い為に、建物が早く老朽化してしまうという事が大きな理由の一つと考えらます。 日本とは逆に、欧州では新築にかける投資よりもリフォーム投資のほうが多く、その為、家が長持ちするのです。

いざという時に売れる家


日本では、ほとんどの人がローンを組んで住宅を購入しています。 しかし、多くの日本の住宅の資産価値は、新築後15年も経てば2割程度にまで落ち込んでしまうそうです。 家の資産価値が急激に下がってしまうため、何らかの理由で住み替えを余儀なくされた時などは、残っているローンの金額よりも家の値段が低くなってしまい、売るに売れず身動きが取れなくなってしまうという事が起きてしまいます。 ところが、特にイギリスなどでは、かえって中古住宅のほうが値段は高いそうです。 それは、欧米ではメンテナンスがしっかりされている為、中古だとしても充分な資産価値が備わっているからなのです。 そのため、欧米では住宅取得の主流は「中古」であり、新築は少数派だということです。

では、どうするべきなのでしょうか?

今までの日本で行われるリフォームは、今の住まいの快適さを維持するためのものでした。 しかし、これからは、『家の資産価値』を維持・向上させるための投資としてのリフォームに目を向けるべきでしょう。

それが『性能向上リフォーム』なのです。

性能向上リフォームとは


今後の住宅にとって必要な性能としては、下表のようなの項目があげられます。

図2

日経アーキテクチュア編 「家を動かせ!」より引用。

しかし、こうした性能を既存の住宅が全て備えているわけではありません。 そこで、リフォームによってこれら必要な性能を獲得することにより、日々の住まいやすさだけでなく、住宅自体の資産価値向上を目指すべきでしょう。 このように、住宅の基本的な性能を向上させていくことを「性能向上リフォーム」といいます。 どのように維持管理されてきたかという記録を残すことも必要でしょう。 住宅の履歴を明確にすることで、売買や賃貸の際に、住宅の価値が適切に評価されることが期待されます。

修繕や設備交換もリフォームの一種ですが、住宅の性能は建築時までの回復までに留まるものです。 それに対して、性能向上リフォームとは、当初有していた以上の性能の獲得を目指すものです。 だからこそ、資産価値の維持、向上も期待できるのです。

平成21年度から、新築住宅に関しては「長期優良住宅普及推進法」が施行されたこともあり、日本でも耐久性、耐震性等を備えた長持ちする質の高い新築住宅が普及されつつあります。 今後はこうした長期優良住宅の中古物件も出回る事になるでしょう。

こうした物件と対抗できる競争力をつけるためにも、性能向上リフォームは欠かせません。